【ベストエンジニア賞受賞者】基礎を積み重ね、成果につなげた1年
その年で最もいい実績を収めたエンジニアメンバーに贈られるベストエンジニア賞。
この賞は、資格取得への主体的な学習姿勢、社内教育環境を利用したオンプレミスでの構築演習、プロジェクトにおける活動、日々の積み重ねによる成長を総合的に評価して選出されます。
2025年、この栄えある賞に選ばれたのは、システムインテグレーション事業部で活躍する鈴木さん。わずか半年間でCCNA、LinuCレベル1の資格取得をしただけではなくプロジェクトでの前向きな姿勢と着実な成長が高く評価されました。
この1年で、どのようにスキルを磨き、確かな成果へと結びつけてきたのか。その裏には、成長を後押しした環境や、前へ進み続けるための揺るぎない原動力がありました。
本稿では、鈴木さんが歩んできた1年間と、エンジニアとして大切にしている考え方に迫ります。
ITエンジニアとして歩み始めた原点
ITエンジニアを志したきっかけを教えてください。
前職では、リサイクルショップで販売やバイヤー業務に携わっている中で当時、「この商品をいくらで買い取るのか」という判断基準が分からず、戸惑う場面も多くありました。
そんな中、社内のシステムのデータベースを通じて「全国でその商品がいくらで売れているのか」といった情報を確認できることを知りました。その情報をもとに価格設定ができるようになり、アルバイトの自分でも判断ができるようになったことが強く印象に残っています。
この経験を通して、「システムがあることで、人の判断や仕事の質がここまで変わるのか」と感じるようになり、「こうした仕組みは、どのようにつくられているのだろうか」とシステム構築やITの世界に関心を持った最初のきっかけです。
キャリアの初期段階で、意識していた考え方や姿勢はありますか?
キャリアの初期段階では、まず「土台となる知識を身につけること」を最優先に考えていました。そこで力を入れたのが、CCNAやLinuCといった資格学習でした。学習を進める際に意識していたのは最初から細部まで完璧を目指すのではなく、全体像をつかむことです。理解が浅い部分があっても立ち止まらず、「どこが分かっていないか」を認識したうえで先に進むようにしていました。
また、こうした資格学習に集中できた背景には、会社の資格取得支援制度の存在もありました。当社では、対象資格については「受験費用が全額補助」に加え「資格を取得すると給与もアップする制度」となっており環境に支えられながら基礎を固められたことが、その後の成長につながっていると感じています。
【受験費用補助対象資格】
| CCNA | 情報セキュリティマネジメント |
| ネットワークスペシャリスト試験 | 基本情報技術者試験 |
| LPIC Level1, Level2, Level3 | 情報処理安全確保支援士試験 |
| LinuC Level1, Level2, Level3 | AWS |
| Azure |
成長を支えた学習習慣とスキルの磨き方
日々の業務や学習で、大切にしている習慣を教えてください。
意識していたのは、“確実に続けられる形に落とし込むこと”です。
毎日勉強はするが、時間は決めない。扱う分野もあえて絞らず、「今日はこれを少し触ってみる」くらいの感覚で取り組んでいました。
慣れてきてからは、少しずつ“習慣の質”を上げていき無理に型にはめるのではなく、 自分の性格に合わせて続けられる形にアップデートしていきました。
スキル向上のために、特に注力してきた取り組みは何ですか?
知識を「学んで終わり」にしないために、自社ラボを活用して実機に触れることも意識していました。当社では、自社ラボを活用し、プロジェクトベースでの実践的な学習に取り組める環境が整っており資格学習などで得た知識を、できるだけ早く実践に落とし込むことができました。
具体的なカリキュラムとしては、ルーター・スイッチの実践演習やサーバー研修(SSHサービスの設定など)を行っており、私自身もネットワーク機器の設定やOSPFの自動化動作の確認などを実際に手を動かしながら行っていました。
実際の現場に近い環境で手を動かせることで、学んだ知識が「使えるスキル」として身についていく感覚がありました。自社ラボを通じて実践を重ねられる点は、自身の成長を大きく後押ししてくれていると感じています。
学びを成果へつなげた実務での取り組み
これまでの業務で、特に手応えを感じた経験を教えてください。
業務の中で特に手応えを感じたのは、資格学習で身につけた知識がそのまま実務に結びついたと実感できた場面でした。現在担当しているセキュリティ監視業務では、アラートが発生した際に通信内容を確認し、 IPアドレスをもとに外部サイトで危険度を調査するなど、状況に応じた判断が求められます。
その際、ネットワークの基礎知識があることで、「この通信は何を示しているのか」「どこを重点的に確認すべきか」を自然と整理できるようになりました。
学習した内容が点ではなく線としてつながり、目の前の業務に即座に活かせたことで、「知識が現場で機能している」という確かな実感を得られた経験でした。
スキルが成果として表れたと感じた瞬間はありましたか?
自分が身につけてきた知識や理解が、個人の対応力だけでなくチーム全体の業務効率改善につながったと実感できた瞬間でした。現在携わっているセキュリティ業務では、複数の企業から依頼を受け、約100種類のネットワーク環境に対応しています。それぞれ構成や対応方法が異なるため、着任当初は全体を把握するだけでも非常に難しさを感じていました。
そこで意識したのが、「状況を自分の中で整理し、再現できる形に落とし込むこと」です。各ネットワークのドキュメントを読み込みながら、エラーが発生した際の手順を一つひとつ整理し、自分なりに分かりやすいように資料に落とし込みました。この資料を下位オペレーターにも共有したことで、対応スピードが向上し、確認回数も減少しました。
次のステージへ——これからの挑戦
今回の受賞を経て、今後挑戦したい領域や目標を教えてください。
現在携わっているプロジェクトでは、業務の効率化が大きなテーマになっています。
その中で今後は、自動化や標準化を進める取り組みにさらに力を入れていきたいと考えています。
具体的には、手順書の内容を見直し、誰が対応しても同じ品質で業務を進められるような形に整えていくことやVBAのマクロについても学習を進め、日々の業務で行う定型作業を自動化する仕組みづくりに挑戦したいと思っています。
あわせて、スキル面ではセキュリティ分野の知識をより深めていきたいと考えています。現在の業務内容と親和性の高い「情報セキュリティマネジメント試験」や「CCNP」などの資格取得を目標にしていきます。
目の前の業務改善に取り組みながら、専門性も高めていくことで、チームやプロジェクト全体により大きな価値を提供できるエンジニアを目指していきたいと考えています。
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