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入社して正直、大変なこと。

入社後の最初の壁 数字と向き合い続ける厳しさ 大変さが生み出す成長のリアル 「仕組みが完成していない」成長フェーズのリアル
PROFILE この記事に登場するメンバー
Noda

Noda

営業未経験でユニゾンに入社後、誠実で紳士な対応でお客様からの信頼を積み上げ、頼られる存在へ成長。社内ではムードメーカーだが、お客様の前では真剣そのもの。目指すのは営業のトップ。持ち前のガッツと誠実さで頂点へ向かい続ける。趣味はエイペックス。

Takeuchi

Takeuchi

新卒・中途採用から研修まで、人事全般業務を幅広く担当。候補者一人ひとりと向き合うなかで大切にしているのは、良いことも、そうでないことも、フラットに伝えること。「人事から組織を変えていく」を目標に掲げ、採用や育成にとどまらず働く環境づくりにも力を注ぐ。聞き上手で「話しやすい人」として親しまれる存在。趣味はバイクと料理。

採用サイトには「やりがい」や「成長できる環境」といった言葉が並びがちです。ですが、入社を検討している方が本当に知りたいのは、おそらくその逆。「実際のところ、何が大変なのか」ではないでしょうか。

今回はあえて、入社後に直面する“泥臭い部分”を社員に率直に語ってもらいました。入社後にギャップを感じることがないよう、 入る前にリアルを知ってもらいたいその上で「それでもこの環境で挑戦したい」と思ってくれる方と、一緒に働きたいと考えています。(人事:竹内)

入社後の最初の壁

正直、入社して一番ギャップを感じたのは何でしたか?

間違いなく「業界の知識」「人材の理解」です。

私たちが扱うのはIT領域専門の転職支援で、求職者であるエンジニアの方も、採用したい企業の担当者も、その道のプロです。会話には専門用語が当たり前のように飛び交います。

業界の構造や技術領域そのものへの理解は前提として持っていたつもりでした。ただ実際に営業として転職支援の現場に立つと、それだけでは全く足りませんでした。特定の技術領域に詳しいだけではなく、幅広い分野の知識を横断的に理解したうえで、それぞれの経験が市場でどう評価されるのかを整理する必要があります。 

今でも忘れられないのが、入社2カ月目の面談です。求職者の方が「基幹システムのリプレイスプロジェクトにおいて、要件定義から設計、AWSへのクラウド移行まで一貫して携わっていました」 と話してくださったのですが、その経験をどのような企業やポジションに結びつけるべきか、すぐに整理できませんでした。

面談後、議事録を書きながら関連する技術や求人を一つひとつ調べ、帰宅後も企業ごとの募集要件やキャリアパスなどの情報を洗い出しました。あの夜に感じた「全然ついていけない」という焦りは、今でもはっきり覚えています

求職者の方は、自分のキャリアを預ける相手として私たちを見ています。話している技術領域や、なぜその経験が市場で評価されるのかを理解できないと、的外れな提案になる。「この人、本当に分かってるのかな」と思われた瞬間に、信頼関係の構築は難しくなります。知識がそのまま成果に直結するこの厳しさは、入社して初めて実感しました。

その壁は、どう越えたんですか?

正直に言うと、「完全に越えた」という感覚ではありません

IT業界は変化が速く、新しい技術やサービスが次々と生まれます。今でも分からないことがあれば、その都度調べ、周囲に確認しながら知識を更新しています。 

ただ、この壁は個人の頑張りだけで越えるものではない、というのはお伝えしたいです。

入社後はまず体系的な研修でIT業界の構造や用語を学び、そのあとはOJTで先輩の面談に同席しながら実際の感覚を掴んでいきます。分からない用語が出たらその場で聞ける空気があるし、ナレッジも社内に溜まっているので、「一人で全部抱える」状況にはなりません。最初から完璧を求められないからこそ、安心して質問できる。

半年も経つと、エンジニアの方と技術やキャリアについて、より踏み込んだ会話ができるようになりました。「あなたに相談してよかった」と言ってもらえる瞬間が増えてくる。最初に苦労した分、プロのアドバイザーとしての市場価値が、自分の中に確実に積み上がっている実感があります。これは一度身につけば一生モノの専門性です。

私もアドバイザーの経験がありますが、知識を伝えるだけで人のキャリアを変えることは難しいと感じています。野田さんは、キャリアを変えるために本当に必要なことは何だとお考えですか?

おっしゃる通りで、ここが一番大事だと思います。むしろ本当の難しさは、知識をつけた“その先”にありました。

意識しているのは、得た知識を「本人が判断できる材料」に翻訳して渡すことです。たとえば以前、30代で「SIer、事業会社に行きたい」という求職者の方がいました。人気の選択肢ですが、その方の強みや働き方の希望を聞くと、3年後・5年後を考えたときに本当にプラスになるか疑問でした。

そこで「人気の道ですが、あなたの強みを活かすなら別の選択肢もあります」と、耳あたりのいいだけではない提案もしました。答えを押し付けるのではなく、本人が納得して決められるだけの判断材料をそろえる。それが私たちの役割だと思っています。

だから知識は“ゴール”ではなく“スタートライン”です。 知っていること自体に価値があるのではなく、知識を目の前の求職者にとって意味のある情報に変えられるかが大切です。一人ひとりに合わせて知識を使い、納得感のある意思決定を支えることに、この仕事の面白さがあると感じています。

数字と向き合い続ける厳しさ

数字のプレッシャー、実際のところどうでしたか?

営業職なので、当然ながら目標(数字)があります。そして営業は、成果が非常に明確に見える仕事です。

正直に言うと、私は最初の3ヶ月、成約がゼロでした。

「今月、何名の転職を支援できたか」が数字ではっきり出る分、うまくいかない時期は、その数字がそのまま自分への評価のように感じて、しんどかったです。「成果主義の環境で、自分はやっていけるのか」という不安は、入社を考える方の多くが感じる部分だと思います。私自身がまさにそうでした。

私も営業だったので、目標を追いかける大変さは理解できます。野田さんが成果が出ない時期、一番きつかったのは?

ある求職者の方の件は、今でも覚えています。3ヶ月ほど伴走して、第一志望の最終選考まで進んだのに、見送りになったんです。電話で結果を伝えたとき、相手は何も言わず、ただ「……そうですか」と。あの沈黙が忘れられません。自分の力不足でこの人のチャンスを潰したんじゃないか、と本気で落ち込みました。

正直に打ち明けると、内定辞退や見送りの連絡は、3年営業を経験した今でも慣れません。あの瞬間だけは、何度経験してもこたえます。ただ、引きずる時間は確実に短くなりました。

そういう時、どうやって立て直していたんですか?

入って分かったのは、ここの数字の追い方は“個人の孤独な戦い”ではない、ということです。

営業チームは常に連携していて、求職者側と企業側の情報がチームで共有されます。数字が伸び悩んでいる時は、上司や先輩が一緒に案件を振り返って、「この求職者にはこういうアプローチがある」「この企業にはこう打診してみよう」と具体的に動いてくれる。詰められるのではなく、「どうすれば次に繋がるか」を一緒に考える文化があります

そしてプレッシャーを越えた先にあるのは、数字に裏付けられた「自信」です。自分の働きかけで、求職者の人生が前に進み、企業の課題が解決される。成果が目に見える形で返ってくるからこそ、「自分はちゃんと価値を出せている」と胸を張れる。曖昧な評価ではなく、明確な手応えの中で成長できるのは、この仕事の厳しさであり、同時に最大の魅力だと思います。

大変さが生み出す成長のリアル

振り返って、一番しんどかった経験は?

ここまで大変なことばかり話してきましたが、しんどかった経験こそが、自分を一番成長させてくれたと感じています。

中でも大きかったのは「人の人生を預かる」責任の重さです。私たちが向き合っているのは「案件」ではなく「人の人生」。エージェントは、その人の収入も、働き方も、家族の生活も左右する決断です。良かれと思って勧めた企業が、面談を重ねるうちに本人の価値観と合わないと分かって、提案ごと白紙にしたこともありました。「人の期待に応えきれない無力感」は、何度も味わいました。

でも、そのたびに「次はどうすれば応えられるか」を本気で考え抜く。この繰り返しが、小手先のスキルでは身につかない力を育ててくれました。大変さから逃げなかった分だけ、自分にできることが確実に増えていく。これがこの仕事のリアルな成長実感です。

しんどかったことは、どのように乗り越えていますか?

一人で抱えると、どうしても“しんどい”ことの方が多くなります。

うちは、うまくいかない時や迷うケースをチームで共有して相談するのが当たり前の環境です。「自分の力不足だ」と一人で落ち込むのではなく、「このケース、どう動くのがベストだったか」を個人とチームの学びに変えていく。先輩も同じ壁を越えてきているので、感情面まで含めて受け止めてくれます。

報われる瞬間も、本当に大きいです。以前、リアルな大変さまで伝えた上で転職を決めた求職者の方から、半年後に連絡をもらったことがありました。「教えてもらった通り、入社後にこういう壁にぶつかりました。でも覚悟できていたので乗り越えられました」と。きれいごとだけ伝えなくてよかった、と心から思えた瞬間でした。

具体的に、どんな成長を実感していますか?

漠然と「成長した」では伝わりにくいので、「明確に変わった」と感じる力を3つ挙げます。

1つ目は、課題を分解して次の一手を決める力です。入社当初は目標未達でも「とにかく頑張る」しか考えられませんでした。今は数字を「面談数」「推薦数」「通過率」に分解して、どこにボトルネックがあるかを特定して打ち手を決められる。感覚ではなくロジックで動けるようになりました。

2つ目は、相手の本音を引き出す力です。求職者の方は最初から本当の希望を話してくれるとは限りません。「年収を上げたい」の裏に、実は「正当に評価されたい」という思いが隠れていることもある。何度も応えきれず悩んだ経験を通して、表面的な要望の奥にある“本当の動機”を聞けるようになりました。

3つ目は、うまくいかない状況でも立て直すタフさです。以前なら一件の見送りで大きく落ち込んでいましたが、今は「何が原因で、次にどう活かすか」に切り替えるスピードが格段に速い。打たれ強さというより、失敗を成長の材料に変える“回復力”が身についた感覚です。

どれも研修だけでは身につきません。大変な現場と、それを振り返れる環境の両方があったからこそ得られた力だと思います。

「仕組みが完成していない」成長フェーズのリアル

正直に言って、「整っていないな」と感じる場面はありますか?

最後にお伝えしたいのが、当社が6期目・年150%で成長中という“フェーズ特有”の大変さです。

完成された大企業をイメージして入社すると、ギャップを感じると思います。会社が伸びている分、組織も仕組みも常に作りかけ。「これをやりたいけど、まだ仕組みが無い」「答えが用意されていない」という場面が日常的にあります。実際、求職者の進捗管理にちょうどいい形が無くて、自分でスプレッドシートを組んでチームに展開したこともありました。誰かが敷いたレールを指示通り歩けば成果が出る、という環境ではありません。

「整った環境で、決められたことを着実にこなしたい」という方には、この“余白の多さ”はしんどく感じると思います。ここは正直にお伝えしておきたい部分です。

その“余白”を、今はどう捉えていますか?

見方を変えれば、これは最大のチャンスでもあります。

整っていないからこそ、若手や入社して間もないメンバーにも大きな裁量が回ってきます。「こうした方がいいのでは」という提案が通りやすく、自分の意見で業務フローや仕組みそのものが変わっていく。完成された会社なら「決められたことをやる」立場でも、ここでは「決める側」「つくる側」に自分次第で早くから関われる。これは成長スピードに直結します。

実際、入社して数年でマネジメントや新しい取り組みの立ち上げを任されるメンバーも少なくありません。会社の成長と自分の成長が、同じスピードで重なっていく感覚がある。「敷かれたレールを歩く」のではなく「自分でレールを敷く」経験ができる。大変さの先にあるこの手応えこそ、成長フェーズの会社で働く醍醐味だと思っています。

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