はじめまして。ユニゾンで人事を担当している、竹内と申します。
私の仕事の中心は、この会社に入ろうか迷っている方と、面談面接でお話しすることです。エンジニアの方、営業やマーケティングを志す方、これから社会に出る新卒の方。日々、さまざまな経歴の人とお会いしています。この記事では、私が人事として何を考え、この会社の組織をどう変えていきたいと思っているのかを、できるだけ正直に、具体的に書いてみようと思います。
私の原点。支えてくれたもの
正直に言うと、入社したときは怖かった
偉そうに人事を名乗っていますが、私はもともと、この業界の未経験者でした。社会人としての経験も浅く、入社したときは、正直なところ怖くて仕方がありませんでした。
専門用語の飛び交う会話についていけるのか。求職者の人生に関わる仕事を、自分に担えるのか。毎日、不安のほうが大きかったと思います。それでも今こうして人事を続けていられるのは、周りの人たちが支えてくれたからにほかなりません。分からないことを分からないと言える空気があり、誰かがつまずいたときには、当たり前のように手を差し伸べる人がいました。「知らないこと」を責める人は、この会社にはいませんでした。
あのとき支えてもらった経験は、今の私が人事として大切にしている考え方の、そのまま土台になっています。
数多くの面談で見えてきた、「一人で戦うこと」の限界
面接で多くの方と向き合ううちに、一つ気づいたことがあります。
「周りに、高め合える人がいないんです」
「やりたいことはあるのに、環境がそれをかなえさせてくれない」
「情報を共有しながら、お互いに高め合っていきたいんです」
そんな言葉を多くいただきます。
技術や能力を伸ばしたいという意欲は、はっきりお持ちなのです。それなのに、身近に切磋琢磨できる相手がいない。学べる環境や仕組みが用意されていない。だから前に進めない。そうしたもどかしさを抱えた方に、私は何度も出会ってきました。
そのお話を聞くたびに思うのは、人が伸びるかどうかは、本人の意欲や能力だけで決まるものではないということです。教え合える仲間がいるか。知見が共有される仕組みがあるか。学べる環境が整っているか。むしろ、その「まわりの条件」のほうが、人の成長を大きく左右するのだと、私は考えています。
だからこの会社では、「個人が孤立して戦う組織」ではなく、「チームと仕組みで戦い、確かに成長できる組織」への転換を、すでに進めてきました。そして今、その手応えを確かに感じています。この会社は、互いに情報を共有し、高め合える組織へと、着実に変わりつつあります。
ただ、私はここで満足しているわけではありません。この流れをもっと加速させて、一人ひとりが本当に「みんなで成長できる」と実感できる組織にしていくこと。それが、人事としての私のこれからのテーマです。
日々の成長を支える、仕組み創り
想いを語るだけなら、誰にでもできます。大切なのは、それを支える仕組みが実際にあるかどうかです。ここからは、私たちが今まさに動かしている取り組みを、正直にご紹介します。
営業・マーケティングの週1回のチーム研修
営業やマーケティングの仕事は、ともすれば「個人の成績」に閉じてしまいがちです。
私たちはそこを、あえてチームで戦う形に設計しています。(まだまだ道半ばではありますが、今後も新たな取り組みを順次進めていく予定です。)週に一度、ナレッジ共有とスキルアップの研修を継続的に行い、うまくいった事例も、つまずいた経験も、チーム全体の財産として積み上げていく。誰か一人の成功で終わらせず、組織の力に変えていくための場です。
エンジニアのチーム設計構築演習
エンジニアも同じ考え方です。個人で黙々とスキルを磨くだけでなく、チーム体制で実際の構築演習に取り組み、互いに教え合いながらレベルアップしていく。経験値があるエンジニアがリーダーとなって全体を引っ張り、技術を一人で抱え込まない文化を、演習を通して育てています。
一人で調べて詰まってしまう時間を、チームで解く時間に変える。それだけで、成長のスピードは大きく変わると感じています。
夜20時からのエンジニア勉強会(リモート実践形式)
チーム演習とは別に、任意参加で夜20時から始まるエンジニア向けの勉強会もあります。リモートで集まり、座学研修と実践形式で手を動かす場です。
日中の業務を終えたあとに、あらためて学びの時間を持つ。それでも参加する人が絶えないのは、「ここでなら成長できる」という手応えがあるからだと、私は感じています。学びたい人が集まって、当たり前のように教え合っている。その光景を見るたびに、この会社の空気を実感します。
リーダーとの1on1面談
エンジニア、営業、マーケターなど、すべての職種に共通して言えることですが、研修や演習、勉強会が「スキル」を支える仕組みだとすれば、一人ひとりの「心」を支えるのが、リーダーとの1on1です。私たちは、リーダーとメンバーが定期的に一対一で向き合う時間を設けています。仕事の進捗だけでなく、キャリアの悩みや日々感じている小さな不安まで、安心して話せる場です。
かつての私自身がそうだったように、不安は一人で抱え込むほど大きくなります。だからこそ、「困っている」と素直に言える相手がいる環境を、仕組みとして必ず用意しています。私たちは、こうした支え合える関係性こそが、強い組織をつくる土台だと考えています。
仕組みだけでは足りない。本気と、文化のこと
育成に、300万円。会社の本気を確信した瞬間
研修や演習は、想いだけでは続きません。実際に「場」と「環境」への投資がなければ、絵に描いた餅で終わってしまいます。私がこの会社の本気を確信したのは、エンジニアの実践演習のために、オンプレミスの環境構築へ300万円を投じると決まったときでした。
正直に言えば、目先の売上にすぐ跳ね返るお金ではありません。それでも会社は、「エンジニアが本物の環境で手を動かして学べること」に、迷わずその投資を選びました。人材の成長を、口先ではなく金額で示したのです。
では、その300万円は、何のためのお金なのか。ここが大事なところだと思っています。
SI事業部は、「時代を動かすインフラを、生み出す」というビジョンを掲げています。誰かに指示された作業をこなすのではなく、社会の土台となるインフラを、自分たちの手で生み出していく。その実現に向けて、今後は請負や、チーム体制での事業展開も計画されています。
一人で現場に出て、言われた通りに作業を進める働き方では、この先には進めません。チームで設計から考え、責任を持って一つのものを作り上げる力が必要になる。だからこそ、チーム体制での構築演習であり、本物のオンプレミス環境なのです。あの300万円は、目の前の研修費ではなく、この会社が向かう先に必要な力を、今から本気で育てるための投資でした。あのとき私は、未来を見据えて「人を育てる」は本物なのだと、静かに確信しました。目指す先に、嘘はないと感じています。
支え合いは、仕事の外側からも生まれる
研修も、1on1も、投資も、大切な仕組みです。ですが、人が本当に支え合えるようになるには、それだけでは足りないと私は思っています。チームで助け合える関係は、業務の中だけでは、なかなか育ちません。だから私たちは、イベントといった、仕事を離れて交流できる場も大切にしています。
これは、ただの息抜きや娯楽ではありません。肩書きや部署を離れて、一人の人として話す。そうやってお互いの人となりを知っておくからこそ、いざ仕事で困ったときに「あの人になら聞いてみよう」と、自然に声をかけられる。気軽に助けを求め合える文化は、こうした何気ない時間の積み重ねから生まれるのだと、私は考えています。仕組みが組織の骨格だとすれば、こうした場は、そこに血を通わせるものだと思っています。
だから、こんな未来を一緒に作りたい
どのような人と、一緒に働きたいか
こうした環境なので、私が「一緒に働きたい」と思う人物像も、自然と定まってきます。
一つは、支え合うことを、当たり前だと思える人です。かつての私がそうだったように、誰でも最初は不安を抱えています。その不安に手を差し伸べられる人。そして、自分が困ったときには、素直に「助けてほしい」と言える人。この二つは同じことの裏表だと、私は考えています。一人で抱え込まないことは、弱さではありません。
もう一つは、学び続けたい、成長したいという気持ちを持っている人です。研修も、勉強会も、演習も、こちらが用意した場に座っているだけでは、身につくものは限られます。逆に「もっとできるようになりたい」と思っている方にとって、この会社の環境は、かなり贅沢に使えるはずです。今できるかどうかではなく、これからできるようになりたいか。私が見ているのは、そこです。
そして最後に、この会社の仕組みや文化を、一緒に育てていける人です。私たちの取り組みは、まだ完成形ではありません。「この研修はこうしたほうがいい」「こんな場があるといい」そうした声で、実際に中身が変わってきました。決まったものを受け取るのではなく、より良い形を一緒に考えてくれる方と、これからの組織を作っていきたいと思っています。
一人ひとりが、誇りを持てる組織へ
では、そんな仲間と、私は何を作りたいのか。
華やかな数値目標を掲げることもできますが、私が本当に願っている未来は、もっと静かなものです。この会社で働く一人ひとりが、自分の仕事に誇りを持ち、前向きに取り組める。そういう組織であり続けること。 それが、人事としての私の作りたい未来です。
ここで一つ、はっきりさせておきたいことがあります。仕事に誇りを持てるかどうかは、本人の心構えの問題ではありません。それは、会社がどれだけ環境を用意できるかの問題です。支え合える仲間がいる。学べる場がある。成長を本気で後押ししてくれる。そうした条件が揃ってはじめて、人は自分の仕事に胸を張れるようになる。だからこそ、誇りを持てる状態を作るのは、私たち会社側の責任だと考えています。
チームで支え合い、確かに成長できる。会社は人の育成に本気で投資してくれる。だからこそ、自分の仕事に胸を張れる。その芽は、もう確かに育ちはじめています。あとはこの流れを、もっと大きく、もっと多くの人へと広げていくだけです。そうやって組織を内側から育てていけば、面談に来た誰かが、いつか違う言葉を口にしてくれるはずです。「こんなふうに、人を大切にする会社もあるんですね」と。
これは、私ひとりでは到底作れません。営業の人、マーケティングの人、エンジニアの人、これから入る新卒の人。担う役割はそれぞれ違っても、「誇りを持てる仕事を、誇りを持てる組織で」という同じ未来を、それぞれの持ち場で引き受けてくれる仲間がいて、はじめて形になります。
最後に、正直なことをお伝えします。
きれいごとだけで終わらせたくないので、正直に書き添えます。
まだ整いきっていない会社なので、大変な場面は確かにあります。夜の勉強会もそうですし、まだ正解が定まっていないことに、みんなで頭を悩ませる場面も少なくありません。すべてが整えられた環境を求める方には、物足りなく映るかもしれません。
ただ、その大変さを、一人で背負ってもらうつもりはありません。困ったときに相談できる相手がいて、支え合える仕組みがある。そのうえで、「まだ完成していないなら、一緒に作っていけばいい」——そう思える方にとって、これほど面白い時期はないと、私は考えています。かつて不安だらけだった私が、今こうして誇りを持ってこの文章を書けているのも、支えてくれる仲間と、本気で人を育てようとする環境があったからです。
もしこの文章を読んで、少しでも「同じ未来を作ってみたい」と感じてくださったなら、ぜひ一度、お話しさせてください。面談で、あなたのお話をうかがえることを、楽しみにしています。